INTERVIEW 007 金廣・たなしんさん
INTERVIEW 007 Nov.02.2016

金廣・たなしんさん (グッドモーニングアメリカ)

アメリカンガールズロックユニット・PASSPO☆によるインタビュー連載企画! 第7回目となる今回のゲストは、ロックバンド・グッドモーニングアメリカのたなしんさん&金廣真悟さん。バンド結成のきっかけから意外な恋愛観(?)まで、2人の気になるアレコレにPASSPO☆が斬り込みます!

編集・文=原カントくん、岸野愛 撮影=川村将貴
INTERVIEW 007 金廣・たなしんさん 写真1
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INTERVIEW 007 金廣・たなしんさん 写真4


藤本 「たなしんさんって、見た目的にすごいパッと目を引く存在じゃないですか。もちろん曲もすごくいいなって思うんですけど、そのキャラクター、一つのマスコットキャラみたいな位置を確立したのって、いつからなんですか? 最初からそういう感じだったんですか?」

玉井 「聞きたかった。いつから脱ぎ始めたんですか?」

たなしん 「インディーズの1作目からPVを作ったんだけど、最初の頃は黒髪で長ズボン履いてた」

金廣 「そうだね。実はそう」

たなしん 「そのときはまだないよね。このたなしんは」

PASSPO☆ 「ははははは(笑)」

玉井 「勝手に変えてった感じですか? 自分で」

たなしん 「無意識な部分と意識的な部分と、半々だと思う。自分からやりたいと思わなきゃ出てこないと思うし。でも、なんでやるかって言ったら、このバンドをなんとかうまく広めたいっていう気持ちが根本にあって、そこが原動力だった気がする。今でもそうだけど」

増井 「私、初めてポスターを見たとき、他のメンバーの3人が普通にかっこいい感じで立っているのに、ちょっと離れてたなしんさんがいて。雑コラみたいだな、めっちゃインパクトあるなって思いましたもん」

たなしん 「そこが狙いだったっていうのもすごくある。目立つのが好きだし」

岩村 「元からやっぱり個性的なんですね」

たなしん 「振り切ったらこうなった。でも、みんなも振り切ったらそうなんじゃないかな? 例えば、俺は音楽的な部分に昔からすごく自信がなくて。逆に金廣は音楽すごくできる人だから、自分が違う部分で活躍しなきゃって勝手に思ってたの。今では音楽的な部分を頑張ろうとは思ってるんだけど、違う部分で自分のいいところを出して、全力で振り切った結果、そこが伸びていったって感じ。自己分析の結果ね」

増井 「素晴らしい」

増井 「憧れている人や尊敬してる人はいますか? 音楽をやるきっかけになった人とか」

たなしん 「俺は、一緒に住んでるBunちゃん。すごい尊敬してるというか、影響受けてる部分もあるし。ないものねだりで、自分にないものを持ってる人をすごいかっこいいと思うじゃないですか? もちろんメンバーにもそれぞれあるんだけど、Bunちゃんは一緒に住んでて毎日会うからこそすごくそう思う。俺は、どっちかっていうと女の子っぽいっていうか、女々しくて、平和主義なんだけど、Buntaは結構ガツガツしてて」

金廣 「そうだね」

たなしん 「自分自身にもすごいプレッシャーかけてて。メンバーで言うとペギと金廣はそういうタイプなんだけど、そういう人はすごいかっこいいなと思うし、憧れる。バンドで戦っていくにはそういう要素も大事なんだなって最近思い始めてる」

PASSPO☆ 「なるほど」

金廣 「俺は、リスペクトする人は難しいな。好きなアーティストだったら、バンド始めるきっかけにもなったOasisとStereophonicsっていうイギリスのバンド。昔から歌うことは好きだったけど、中学に入ってOasisとStereophonicsを聞いたときに初めて『やべえ、バンドかっけーな。バンドやりてえな』っていうふうに思ったんだよね。今でもそのバンドがすごい好きだし、リスペクトしてる」

増井 「ありがとうございます」

「私たち、最近バンドもやり始めたんですよ」

たなしん 「まじで?」

「そうなんです。だから聞きたいんですけど、ライブで大切にしていることはありますか?」

たなしん 「難しいですね……でも、やっぱり演奏だなって思う。そこが本質だなって最近すごい思ってきてるというか。盛り上げることももちろん大事だと思うんですけど、空気感を作るっていうのはいいライブの一つの要素でしかなくて。俺らは音を発してそこで感動させられないと、そこがちゃんとできてないと、いくらお客さんを盛り上げてもあんまりいいライブじゃなかったなって思われちゃう気がする」